ユカワアツコ「リトルトリ」
つぶらな瞳の小鳥のオーナメントです。
パーツの生産中止によってビーズのリトルトリは制作できなくなってしまいましたが、
毛糸をつかったワークショップも開かれました。
2012年は「はじめて」のことが多い年でした。そのなかでも特に印象に残り、2ヶ月たった今でも思い出すとじんわり嬉しくなるのが、倉敷で初めてやった「ワークショップ」です。
はたして自分にできるのか、かなり不安だったワークショップですが、参加してくださった4人の皆さんに助けられ、やりとげることができました。
写真は、2時間でそれぞれが制作した「毛糸の羽根の小鳥オーナメント」。作り方が単純な分、皆さんの独創性が炸裂!! 私が作っていった作例は、いろんな色の毛糸をただ順番に羽根部分に貼り付けたものだったのですが、毛糸をあらかじめ三つ編みにしてから貼っていく方、きっちり5㎜幅のストライプになるように丁寧に貼付ける方、毛糸をみじん切りにして手でほぐし、指先でもんでフェルト状にして羽根部分に貼付ける方。。。もう、講師役の私が「ちょ!何してるの!?」と止めに入りそうな勢いで、よどみなくオリジナリティーを出してくれました。ほんと、目からうろこ…。
女性ばかりの手仕事ワークショップなのに、作業中はほとんど口をきかずに集中して作業しました(あまりに会話がないのでショップの方が心配して様子を見に来たという)。「教わって何かを作る」から早々に抜け出た感、すごいです。
目の前でどんどん生み出される素敵な小鳥オーナメントを見て、本当に感動してしまいました。手取り足取り教えるつもりだった自分を、恥じました。。
11月のこの日を、ずっと忘れないと思います。参加してくださった皆さん、倉敷意匠「アチブランチ」の皆さん、写真を撮ってくれ、倉敷滞在中ずっと力を貸してくれた月兎社さん、ありがとうございました。(ユカワアツコ)