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西荻窪ウレシカさんでのグループ展「えかきのこけし展」(2018.06.20~07.08)に

三羽の鳥こけしを出品しました。室町時代の絵巻 お伽草子の登場人物です。左から、

室町時代の絵巻物「ふくろう」より、鷽姫

室町時代の絵巻物「雀の小藤太(ことうた)」より、主人公の小藤太

梟木工允谷朝臣法保(ふくろうもくのみつやあそんのりやす)

わたしはこの「えかきのこけし展」を毎年見に行ってて、憧れがありました。もしお声がかかったらどんなこけしを作るかシミュレーションしたりしてました!

こけしというカタチに寄せ、私は初めて「人形」なるものを拵えたわけですが、なんとも不思議な感覚を味わいました。

普段絵を描いていても、バイトしていても、バンドで演奏していても、やってるのは間違いなく同じ私なんですが、人形を作っているときは、私から浮遊した、別の者になってる感じが拭えず、仕上がったものも自分が作ったと思えず、距離を感じたのです。ひと筆目から、遠く離れた場所に長逗留させてもらうことが決まってるような。

それはとても、清々しいものでした。当たり前の制作活動に思えました(もしかしたら、たくさん作ると淋しさがこごってくるのかもしれないなとも思う)

自由な魂でもない頑固私が新しい感覚を得るなんて、なかなかできないことです。ウレシカさん、声かけてくださってほんとうにありがとう!!おかげで心の中に新品のフォルダが出来たよ。

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